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ノーゲーム・ノーライフ 5巻 感想「弱さを知ること、知識を得ること」

 アニメ化決定済み。身体能力ではかなわない天翼種にどのようにして立ち向かうのか。

 

 

 今作は、主に鬼ごっこと4巻の続きである恋愛趣味レーションをもとにしたゲームで主人公たちは戦った。

 明らかに自分のスピードではかなわない天翼種に対して、真っ向から鬼ごっこを挑む空と白。しかし、二人の知能と連係プレーがある限り、敗れることはない。相手との絶対的な差。それは弱さを理解していることと知識である。エルヴン・ガルドにはない戦闘機の動きを模倣して空と白は攻撃を回避していく。そして、二人が手をつないでいるだけで意思疎通することが可能だと判明した。

 海棲種を起こす条件は、ののしること。恋愛を理解できない主人公にしかできないことだった。条件をクリアーして、海棲種の駒を手に入れる。が、吸血種が罠を張っていた。嘘を一切つかないミスディレクションだ。ミステリーで非常によく用いられる手段だが、4巻からきちんと伏線を張り巡らされており、一切気づかなかった。

 空は最後に惚れ魔法を自分に使わせる。しかし、何も変化しない。それを見て、白は顔が赤くなる。空が無意識化で白のことが好きであるというのを理解したのだ。人の感情変化に異常に疎い白が人の感情を理解した。白は着実に進歩している。それを知って、空はどう思うのだろうか。