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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3巻 感想 「主人公の成長」

 着実に進歩し続ける主人公はいったいどこまで進むのだろうか。

 

 

 

 今作であとがき通り一部完といったところか。

 レベル2になる条件が初めて明かされる。それは、限界以上のことをしろということ。冒険者として、冒険をしろということだ。主人公はエイナに冒険しないようにと強く言われ、そして納得している。また、深層の部分において、ミノタウロスに殺されかけて、それ以上冒険できないと感じた。誰かがそこから抜け出すために背中を押してくれる必要があった。

 そこに出てきたのが、主人公の思い人であるアイズだ。これほどまでに主人公のトラウマを克服する助力になる人はいないだろう。主人公は一週間、アイズに特訓に付き合ってもらう。そして、そのアイズの剣戟を見て、さらに上を目指すことを決意する。

 フレイヤは主人公に対してちょっかいをかけることを決意する。そして、強化したミノタウロスを主人公にぶつける。主人公はトラウマの克己を決意し、リリを守るためにはるかに格が上であるミノタウロスに立ち向かい、撃破する。

 主人公の成長という観点で、心も体も成長したことがわかる、非常に上手な構成だと感じた。

 祖父は神なのだろうか。ギリシャ神話において、英雄は神の子孫であるので、主人公が英雄になるとしたら、祖父が神なのもしっくりくる。