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さくら荘のペットな彼女 10.5巻(最終巻) 感想 「本当の終わり」

 今回は短編集で、本当に最終巻だ。4月から同作者の新作が出されるので、それに合わせて一か月前に短編集を出したのだろう。

 

 

 

 サブキャラに重点的にスポットを当てた巻だった。

 本編で、空太の話が終わっている以上、必然的にまだ話が終わっていない栞奈と伊織の話になってしまう。

 栞奈は素直に伊織の好意を受け止めることができない。なぜなら、栞奈は自分のことが嫌いで、伊織とは釣り合わないと思っているからだ。もちろん、伊織はそんなことを全く気にしない。そのことが、栞奈をますます苦しめるのだ。しかし、周りにはさくら荘の味方がいる。彼女らに押され、栞奈は一歩踏み出すことができる。条件付きで、栞奈は伊織に対し、付き合うことを提案する。

 その条件は結局果たされなかったが、栞奈はさらに一歩踏み出すことができ、めでたく付き合うことができる。

 最後の書下ろしで、本編後の空太とましろの関係が描かれる。高校のときは、共依存関係に陥ってしまっていたが、空太の大学卒業後、二人共、成長していた。きっと、その後もうまくいってくれることだろう。