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ドウルマスターズ 1巻 感想 「魔法科高校の劣等生との比較」

 本編より、最後の魔法科高校の劣等生の新刊が2015年に発売の方が気になってしまった。ドウルマスターズ二巻はかなり速いペースで出されるのだろうか。

 

 

 

 

  この作品は端的にいうと、ドウルというロボットに乗って主人公が戦う物語だ。基本的にライトノベルにおいてロボットものはヒットしないと言われている中で、よく出したものだと思う。

 魔法科高校の劣等生と同じく、SF要素がかなり強めだが、NITUという精神でドウルが動くシステムを用いているので、魔法科よりは少しSF要素が薄いように感じた。

 話としては、姉に助けられ生きてきた主人公が、巨大なタイタニックドウル(専用機)に乗って、敵と戦い勝って、姉を助けるというシンプルなストーリーだ。魔法科よりも構成は大分きれいだが、荒々しさがなくなったとはいえる。現在魔法科がどんどんバトルよりもSF方面に近づいて行っている中で、こっちはバトル方面で進めていくであろうことは興味深い。

 この世界は魔法科の数世紀後の世界を描いているのかもしれない。戦争や内戦でテクノロジーが失われており、魔法という言葉が存在しないが、代わりに超能力のような存在(SIMA)がある。このSIMAは現実を改変できるので、魔法科世界とリンクしているのではないかと予想できる。

 この作品の主人公は最近では珍しく、完全に周りの環境に振り回されている主人公なので、これからどのように自立し、行動していくのかが気になるところだ。そして、果たして姉とくっつくことがあるのかが、興味深い。