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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 2巻 感想 「倫理と法」

 1巻に続いて2巻も読破。

 

 

 

 2巻で新ヒロインのリリが登場した。このヒロインは変身能力を用いて、人をだまして金を奪っているヒロインだ。

 私はこのヒロインが気に食わない。なぜなら、冒険者をだましておいて、復讐だと言っているからだ。この作品は中世のヨーロッパをモチーフにしているだろうし、作品と照らし合わせてみても、復讐はおそらく決闘以外認められていない。罪人を裁くのは、ギルドやファミリアであって人ではないのだ。しかし、このヒロインは自分が正しいとそう信じて断罪を行っている。そこにヒロインとしてのかっこよさも何も私は感じない。倫理から外れているとすら感じるのだ。

 小説に倫理を求めない人は多くいて、それには同感するところもある。しかし、ラノベの主人公やヒロインについて倫理を逸脱する人間は許容しがたい。もちろん、ギャグであるとか自覚できていないときは別だが。これを許す主人公は神様よりもはるかに寛大であると感じた。