とあるライトノベル読みの感想ブログ 

ライトノベルの感想をgdgdと書いていくブログです

2013-01-01から1年間の記事一覧

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 2巻 感想 「倫理と法」

1巻に続いて2巻も読破。 2巻で新ヒロインのリリが登場した。このヒロインは変身能力を用いて、人をだまして金を奪っているヒロインだ。 私はこのヒロインが気に食わない。なぜなら、冒険者をだましておいて、復讐だと言っているからだ。この作品は中世のヨ…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 1巻 感想 「正統派ファンタジー小説がやってきた」

GA文庫大賞作品。ダンまちはもともとは小説家になろうの作品だったが、GA文庫大賞に送って賞をもらって出版した。 正統派ファンタジー小説と呼べるだろう。10年ぶりくらいにハイファンタジーに戻ってきたようだった。近年、ローファンタジーが流行っている中…

ストライク・ザ・ブラッド 9巻 感想 「手本としてのストブラ」

わりと刊行ペースが早い作品で、もうすでに9巻になってしまった。 まさに小説のお手本と言える巻だった。SAOが小説のお手本だといわれているが、私はこっちを推したい。 まずは最初に謎を提示する。次に主人公たちを動かして、事件に巻き込ませる手配を行う…

デート・ア・ライブ 9巻 感想 「コンプレックスの解消」

今回は七罪編その2。 この作品は常に、精霊の問題点を改善して導くという勧善懲悪ものの亜種となっている。その分、安心して読みやすい。 今回は、いかにして七罪の自分は貧相でかわいくないというコンプレックスを取り除くかだった。七罪はこの作品のヒロ…

緋弾のアリア 16巻 感想 「仲間と信頼」

いよいよ緋弾のアリアに「やがて魔剱のアリスベル」の主人公とヒロインが参戦した。 この作品ではテーマは一貫して仲間であう。仲間を信じること、仲間を助けること。それは決してノーリスクなものではない。 いきなりジャンヌの裏切りにあいキンジはピンチ…

冴えない彼女の育て方 5巻 感想 「ゲームを製作するということ」

いよいよこの作品も5巻になった。作中でのゲーム製作に合わせて物語が進行しているので、あまり先が長くないかもしれない。 ゲームを製作することは、ヒロインたちにとって、主人公に思いを伝える勇逸の手段なのだろう。この作品のヒロインは全員とっても不…

クロックワーク・プラネット 2巻 感想「ディストピアSFにおける解決策」

「ノーゲーム・ノーライフ」の作者榎宮先生他が合作で書いている作品。作品の雰囲気もかなりノゲノラに近い。 歯車のみに全てをゆだねた地球のお話。しかし、主人公を含め、ごく一部の人はこの世界がそう長く持たないことを知っている。まさにディストピアSF…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 8巻 感想「真の関係、欺瞞の関係」

このラノ一位。もっとも、本人は嫌がっているようだが。 この作品で描きたいことは何か?あくまで友情なのだと私は思う。恋愛を超えて友情を構築できるか、それをとことんまで真剣に描いていきたいと感じる。だから、比企谷八幡のラブコメは間違っているのだ…

ノーゲーム・ノーライフ 5巻 感想「弱さを知ること、知識を得ること」

アニメ化決定済み。身体能力ではかなわない天翼種にどのようにして立ち向かうのか。 今作は、主に鬼ごっこと4巻の続きである恋愛趣味レーションをもとにしたゲームで主人公たちは戦った。 明らかに自分のスピードではかなわない天翼種に対して、真っ向から…

バカとテストと召喚獣 12巻(最終巻) 感想 「明久の成長と恋の行方」

ついにバカとテストと召喚獣(以下バカテス)が完結した。短編集を合わせると17巻にも及ぶ。これまで追ってきた身としては感慨深いものがある。 通常、ライトノベルというものは教育的意味を内容に含ませているものが多い。SAOであれば命とは何か?という生…

天鏡のアルデラミン 感想「従来のファンタジー戦記との違い」

既刊4巻までの感想を従来のファンタジー戦記と比較して述べていく。 まず、これは最近のファンタジー戦記全般にいえることだが、女性が戦うことについてまったく違和感が存在しないことである。例えば、90年代のファンタジー戦記である「デルフィニア戦記」…

なれるSE 11巻 感想 「立場の変化と倍返し」

今回は企業買収、そのことで主人公が上司になる話。能力のある人はベンチャー・中小企業に勤める方が能力が伸びるといわれているが、まさに主人公はその例だろう。もっとも、ブラックなのだが。以下ネタバレ有。 新卒一年目にして部下を持つことになった工兵…

ソードアート・オンライン プログレッシブ<SAOP> 2巻 感想「キリトの心情変化」

今回は3層だけの話。いったいSAOが完結するのは何年後になるのだろうか。 以下ネタバレ有り。 「黒白のコンチェルト」は、webで去年の年末から今年の年始にかけて投稿されていたものを大幅に増やしたものとなっている。ここまで分量が増えるとは予想していな…

エロマンガ先生 感想「メタ俺妹としてのエロマンガ先生」

俺妹の作者の新作がとうとう発売された。期待していたものそのままを出してきた、という感じだった。以下ネタバレあり この作品の本質はあくまで俺妹をメタっていることだと思う。キャラクターは俺妹の声優で再生されてしまうほどに通っている。もちろんこれ…