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デート・ア・ライブ 9巻 感想 「コンプレックスの解消」

 今回は七罪編その2。

 

 

 この作品は常に、精霊の問題点を改善して導くという勧善懲悪ものの亜種となっている。その分、安心して読みやすい。

 今回は、いかにして七罪の自分は貧相でかわいくないというコンプレックスを取り除くかだった。七罪はこの作品のヒロインにしてはかなり負の側面が強いヒロインだ。自分を可愛くないと思い、他人にほめられても信じない。

 コンプレックスの解消に一番役に立つのは、手っ取り早いところから自分に自信をつけさせることだ。つまり、たいていの場合外見ということになる。七罪の場合も例にもれず、服を着せさせられ、化粧をすることによって自分に自信をつけていく。なによりもとどめになったのは、主人公やヒロインは誠実に向き合い、本心で話していたことだろう。凍っていた心が解け、七罪は最終的に主人公を助ける。

 それにしても、折紙の変態っぷりがかなり増していた。前作の 駆真にインスパイアされたキャラだと思うが、よりひどくなっていると感じる。

 これで、出てきた精霊は3,4,5,7,8,9,10となった。残り3体出てきたところで終了なのか、それともより大きい数が出てくるのか。この作者のことだから、数字にも何らかの意味を持っているとみるのが妥当だろう。