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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ソードオラリア 二巻 感想 

 外伝二巻目。こちらは、ヒロインであるアイズからの視点を描いている。

 

 

 

 話としては、アイズがレベル6になる直前の話だ。

 5巻で、18層に新たなモンスターが湧き出したが、その原因となるものが徐々に解明されていく。

 アイズたちは久々に、ロキファミリアの遠征以外で、ダンジョンへと潜っていく。18層のローグタウンで、アイズたちは殺人現場に会う。

 その謎をアイズたちは解き明かしていくが、犯人を捕らえようとしたところで、アイズはその犯人から攻撃を受ける。すぐにアイズが勝つかと思いきや、戦力が拮抗するどころか、むしろアイズは押され気味になる。

 そこにモンスターを片付けたリヴェリアとフィンが駆け付け、捕まえることはできなかったものの、敵に勝つことができた。

 アイズは敵に言われたアリアという言葉に反応し、動揺していた。アリアといえば、独奏曲という意味で、そういう意味が込められているのは自明だ。アイズの孤独は常に、主人公であるベルの家族、仲間との比較になっている。

 アイズは更なる強さを求め、レベル6の階層ボスであるウダイオスと対峙し、打ち倒す。果たしてこのまま強くなっていくことで、アイズの傷が埋まるのだろうか。きっとそうはならないだろう。ベルの無垢さがアイズには必要で、だからこそ、アイズはベルにほれ込んだのだ。かなり丁寧に本編の裏側を書いており、話としては非常にわかりやすくなっていると思われる。

 それにしても、リヴェリアとフィンがここまで強いのは想定外だった。リヴェリアが接近戦もできるとは、作中最強キャラなのではないだろうか。基本的にこの作品は魔術が非常に強い。詠唱する暇が必要と言っているが、はっきり言って、陽動なりタンクなり作れば全く問題ない。さすがにバランスブレイカー過ぎるのではないかと感じた。